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名前
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なめえ
ふりがな文庫
“
名前
(
なめえ
)” の例文
深川の
櫓下
(
やぐらした
)
に居たって、
名前
(
なめえ
)
はおしずさんと云って
如才
(
じょさい
)
ねえ
女子
(
あまっこ
)
よ、年は二十二だと云うが、口の利き様は
旨
(
うめ
)
えもんだ、旦那様が連れて来たゞが
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
浮気の
痕跡
(
あと
)
がタップリと血の中に残っている。この
白痴
(
こけ
)
野郎ッ……てな毒の
名前
(
なめえ
)
だったと思いますがね。ヘエ。
人間腸詰
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「ああ、シルヴァーだ! そういう
名前
(
なめえ
)
だったよ。」と彼が言った。
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
長左衞門
殿
(
どん
)
とおさなさんが
可愛
(
かわえ
)
がって貰い
乳
(
ぢ
)
イして
漸々
(
よう/\
)
に育って、其の時名主様をしていた伊藤様へ願って、自分の子にしたがね、
名前
(
なめえ
)
が知んねいと云ったら、名主様が
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そいつ等の
名前
(
なめえ
)
は三十年も
前
(
めえ
)
の事ですから忘れちゃいましたが、何でもフン、パア、チョキ、ピン、キリ、ゲタってな八百屋の符牒みたいな苗字の女の子が、揃って台湾
選
(
よ
)
り抜きの別嬪ばかりなんで
人間腸詰
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
「お前は奴の
名前
(
なめえ
)
を知らなかったんだな、そうだろ?」
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
仙「
手前
(
てめえ
)
は何うでも
宜
(
い
)
いが、此奴の
名前
(
なめえ
)
を云えよ、何処の奴だ、云わねえと
打
(
たゝ
)
ッ殺すぞ」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
その
中
(
うち
)
にホントの病気の
名前
(
なめえ
)
がわかったんだそうですが……。
人間腸詰
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
仙「うん、ナニ国分村の萩原だと、聞いた様な
名前
(
なめえ
)
だな、此ん畜生ヤイ
面
(
つら
)
ア上げろヤイ」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私
(
わし
)
イ宿を出る時に間違えでも出かすとなんねえから、
名前
(
なめえ
)
に掛るからってお
内儀
(
かみさん
)
に言付かって
汝
(
われ
)
行って詰らねえ口い利いて間違え出かしてはなんねえと、気い付けられたんだが
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
仙「ヤイ、
名前
(
なめえ
)
を云え、ヤイ名前を云わねえか、何処の野郎だか所を云えよ、ヤイ」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それもこれも死んだ
父様
(
とっさま
)
に
恩返
(
おんげえ
)
しがしてえと思って居るんで、父様のお位牌へ
対
(
てい
)
し、鹽原の
名前
(
なめえ
)
を汚すめえと思って居りやんす、
八歳
(
やッつ
)
の時から貰われて来て育てられた恩は一通りでねえ
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
久「それじゃア
私
(
わし
)
の
名前
(
なめえ
)
を出しちゃアいかねえよ、大きに有難うござりました」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
小川村の浪人の内へ行って
名告
(
なの
)
り合せて見ると、向うも鹽原角右衞門、己も鹽原角右衞門、同じ
名前
(
なめえ
)
で不思議に思ったから、段々聞いて見ると、元は野州塩谷
郡
(
ごおり
)
塩原村の者と分って見ると
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
予
(
かね
)
てお
名前
(
なめえ
)
は聞いて居りましたがあなたが業平の旦那様ですか、道理で腕に
応
(
こて
)
えがあると思った、仔細というは
外
(
ほか
)
でもない、少し訳があって此の島の取締り役人を
敲
(
たゝ
)
き殺し、一同死ぬ気でございます
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“名前”の解説
とは、人物の身分や門地を示し生き物や物体に与えられる名称のことで、対象を呼んだりする際に使われる。名称、あるいは単に名とも言う。名前をつけることを「名付ける」「命名(めいめい)する」という。名前として使われる言葉を名詞という。
名前は一概にすると氏名を指す全名と個人を指す個人名に対して名前と呼ぶ二通りの意味合いがある。一般的に日本では、姓を「上の名前」と呼び個人名に対しては「下の名前」と呼ばれることもある。
(出典:Wikipedia)
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
“名前”で始まる語句
名前人
名前書
名前替
名前目