“櫓下”の読み方と例文
読み方割合
やぐらした100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「実はゆくりなくも、伊丹の城中で、同じ目的の下に入り込んでいた天蔵どのと、城内櫓下やぐらした獄舎ひとやの前で出会うたのでございました」
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
櫓下やぐらしたへいって当時こちらで信さんと悠さんに深間のおねえさんはどなたでござんすか、——こうきけば猫の仔でも教えて呉れらあ、ざまあみやがれ
桑の木物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
深川の櫓下やぐらしたに居たって、名前なめえはおしずさんと云って如才じょさいねえ女子あまっこよ、年は二十二だと云うが、口の利き様はうめえもんだ、旦那様が連れて来たゞが
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)