“やぐらした”の漢字の書き方と例文
語句割合
櫓下100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この女は櫓下やぐらしたで叩込んだ古狸で、お芋の煮えたも御存じないやうな、二千二百石の殿樣を手玉に取るなんざ朝飯前だ
あり来たりの色恋をしたってつまらないよ、そんなこたあ、素人しろうとの箱入さんか、くましなところで、意気がった櫓下やぐらした羽織衆はおりしゅうにでもまかしておくんだね。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
櫓下やぐらしたで梅吉と言っていた時にゃあ一二度逢ったことがあるが、はだを見たなア、今朝がはじめてだ」
顎十郎捕物帳:06 三人目 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)