“前名”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜんみやう33.3%
ぜんみょう33.3%
ぜんめう16.7%
まへな16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然程さるほどに大岡越前守殿には段右衞門前名ぜんみやう畔倉重四郎一けんに付享保きやうほ十一年十二月みぎかゝり合の者共一どう白洲しらすよび出され夫々それ/″\に其罪科ざいくわを申渡されける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
比丘尼びくに前名ぜんみょうを熊と申す女に似気にげない放蕩無頼を致しました悪婆あくばでございまするが、今はもう改心致しまして、頭髪あたまり落し、鼠の着物に腰衣を着け
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
には古池ふるいけつて、そのほとりおほきな秋田蕗あきたふきしげつてたので、みな無理むりふき本宗匠もとそうせうにしてしまつたのです、前名ぜんめう柳園りうゑんつて、中央新聞ちうわうしんぶん創立そうりつころ処女作しよぢよさくを出した事が有る
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
證據しようこに大津屋段右衞門と申立るや不審ふしん至極しごくなりとありければお文は恐れながら申あげますみぎ藤澤宿大津屋段右衞門と申者は前名まへな畔倉重四郎と名乘筑前ちくぜんの浪人にて私しの村方へ先年中せんねんちうより參りて幸手宿に住居いたしをつと三五郎とは博奕かけごと仲間なかまにて日來ひごろ心安くわたくし方へも日々にち/\立入たちいりり候所心立宜しからぬ者にて先頃同宿の穀屋平兵衞と申す者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)