“日々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にちにち46.8%
にち/\26.0%
ひゞ13.0%
ひび11.7%
ヒヾ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いでわたくしは保さんをおうと思っていると、たまたまむすめ杏奴あんぬが病気になった。日々にちにち官衙かんがにはかよったが、公退の時には家路を急いだ。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「誠に/\此せつも遠方へゆかれ留守中と存候て、日々にち/\つとめ申候。左様なくば、むねふさがり、やるせなく、御さつし可被下候。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
つぎ著意ちやくいしてみちもとめるひとがある。專念せんねんみちもとめて、萬事ばんじなげうつこともあれば、日々ひゞつとめおこたらずに、えずみちこゝろざしてゐることもある。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
お互いの日々ひびの心得としての立場より見て、いかなる心がけにてこの場合に処するかといえば、僕はやはり弁解説明する必要がないと思う。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
垂仁卷に太耳フトミミと云ふ人名もあるを以て日々ヒヾと耳と同じきことを知るべし、又明段なる前津見マヘツミてふ人名を
卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 内藤湖南(著)