“ひゞ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
響62.4%
日々9.9%
皹7.9%
罅7.9%
亀裂4.0%
胼2.0%
龜裂2.0%
亀1.0%
日1.0%
皸1.0%
罅裂1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
静かな小路(こうぢ)の中(うち)に、自分の足音(あしおと)丈が高く響(ひゞ)いた。代助は馳(か)けながら猶恐ろしくなつた。足(あし)を緩(ゆる)めた時は、非常に呼息(いき)が苦(くる)しくなつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
これは吾人(ごじん)が日々(ひゞ)の會話(くわいわ)や新聞(しんぶん)などにも無數(むすう)に發見(はつけん)するが、例(たと)へば、近(ちか)ごろ何々日といふ代(か)はりに何々デーといふ惡習(あくしふ)が一部(ぶ)に行(おこな)はれてゐる。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
奧さんの唇はいつも乾(ひ)からびて皹(ひゞ)が入つてゐる。これはいつも頭から夜着を被つて寢るからである。奧さんは此家に來てから、博士の母君をあの人としか云はない。
半日 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
もっとも時(とき)には大形(おほがた)の土器(どき)に罅(ひゞ)がはひつたり破(わ)れたりした時(とき)、兩側(りようがは)に孔(あな)をあけて紐(ひも)で縛(しば)りつけたものがないではありませんが、多(おほ)くは捨(す)てゝしまつたものと見(み)え
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
歯痒(はがゆ)うてしようがおまへなンだが、結局、名前も住んでる所も何も分らん男が一人、雪と雪との間の亀裂(ひゞ)に落ちて死んだちゅう事だけで、委しい事は一向分りまへなンだ。
ヤアの賭場(どば)まで逐(お)って来たのだ、今は胼(ひゞ)皹(あかぎれ)を白足袋(しろたび)で隠し、なまぞらを遣(つか)っているものゝ、悪い事はお前より上だよ、それに又姦夫々々(まおとこ/\)というが、あの女は飯島平左衞門様の妾で
「さうすると、お前は村田銃の方やなア。よし/\、負けとこ。わしはこいで大砲の積りやが、昔もんの青銅砲で、もうあかん、龜裂(ひゞ)が入つて來たよつて、新らしい村田銃に負けとこ。アハヽヽヽヽ。」
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
未(ま)だ東京で三年前に買つた儘(まゝ)のを被(かぶ)つて居る僕の帽も此(この)連中(れんぢゆう)の垢(あか)染(じ)みた鳥打帽や亀(ひゞ)裂(わ)れた山高帽(やまだかばう)に比べれば謙遜する必要は無かつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
何(ど)うでも日(ひゞ)々を義務(つとめ)ばかりに送(おく)りて身(み)は此處(こゝ)に心(こゝろ)は何處(いづこ)の空(そら)を倘佯(さまよふ)らん、一〻氣(き)にかゝる事(こと)ども、我(わ)が女房(にようぼう)を人(ひと)に取(と)られて知(し)らぬは良人(おつと)の鼻(はな)の下(した)と指(ゆび)さゝれんも口惜(くちお)しく
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
山家育(やまがそだ)ちの石臼(いしうす)は爐邊(ろばた)で夜業(よなべ)をするのが好(す)きで、皸(ひゞ)や『あかぎれ』の切(き)れた手(て)も厭(いと)はずに働(はたら)くものゝ好(よ)いお友達(ともだち)でした。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
第二の段は色ペルソより濃き、粗(あら)き燒石にて縱にも横にも罅裂(ひゞ)ありき 九七—九九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)