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胼
ふりがな文庫
“胼”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひび
60.0%
ひゞ
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひび
(逆引き)
と、手の裏返す口上に、気は許さねど、張詰めし、胸には、
胼
(
ひび
)
の入り易く。じつとうつむく思案顔。
したゆく水
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
寒風に吹き
晒
(
さら
)
されて、両手に
胼
(
ひび
)
を切らせて、紙鳶に日を暮した二十年
前
(
ぜん
)
の小児は、随分乱暴であったかも知れないが、
襟巻
(
えりまき
)
をして、帽子を被って、マントに
包
(
くる
)
まって
懐手
(
ふところで
)
をして
思い出草
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
胼(ひび)の例文をもっと
(3作品)
見る
ひゞ
(逆引き)
斯ういふ商売だ。牛込や神田には向かんが本所、下谷、小石川の場末、
千住
(
せんじゆ
)
、板橋
辺
(
あたり
)
で滅法売れる、
胼
(
ひゞ
)
あかぎれ
霜傷
(
しもやけ
)
の妙薬鶴の脂、
膃肭臍
(
おつとせい
)
の脂、
此奴
(
こいつ
)
が馬鹿に儲かるんだ。
貧書生
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
ヤアの
賭場
(
どば
)
まで
逐
(
お
)
って来たのだ、今は
胼
(
ひゞ
)
皹
(
あかぎれ
)
を
白足袋
(
しろたび
)
で隠し、なまぞらを
遣
(
つか
)
っているものゝ、悪い事はお前より上だよ、それに又
姦夫々々
(
まおとこ/\
)
というが、あの女は飯島平左衞門様の妾で
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
胼(ひゞ)の例文をもっと
(2作品)
見る
胼
漢検1級
部首:⾁
10画
“胼”を含む語句
胼胝
寝胼胝
筬胼胝
縄胼胝
耳胼胝
胼皸
胼胝治療者
“胼”のふりがなが多い著者
清水紫琴
内田魯庵
三遊亭円朝
岡本綺堂