“賭場”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
とば91.8%
どば3.3%
あそびば1.6%
かけば1.6%
ところ1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“賭場”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸3.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.7%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「——博労衆が前景気に、賭場とばをひらいておりますので、もし八州の手先でも来てはと、こうして張番をたのまれているんです」
野槌の百 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
百が、何げなく、今、賭場とばから追われて行った浪人の連れの者だと話すと、博労たちはけわしい眼をお稲にあつめて、
野槌の百 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それや、きッかけが悪くって、お役には立ちませんでしたが、賭場どばのゴロや駕かきなんぞを、呼び集めてきたんですから、手ぶらじゃ帰りません」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いいえ、時々賭場どばで落ちあうので、懇意というのでもないけれど、二、三百両ほどの立て替えがあるんですよ……あ、こんな話は目明しさんには禁句だっけ、ご免なさいよ、ホ、ホ、ホ、ホ」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「むだとは思うが、念のため幻術めくらましの囲いへ行って訊いてみなさるがよい。あそこではよく、ガチャ蠅が集まって、銭の賭事かけごとをしておりますで、そういう金をつかめば、ことによると、賭場あそびばへ顔を出しているかもわかりませぬ」
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だからよ、何もここでお主を討ち果たす必要はなさそうだが、だがやっぱり討ち果たさなければいけないなあ。というのはこの男の悪い例があるからよ」と、はじめて典膳の方へ眼をやり、抜き身の峰で、典膳の肩の辺を揶揄やゆするように叩いたが、「俺アこの男へは相当の手当をし『これまでの縁だ、今後はお互いに他人になろう、顔を合わせても挨拶もするな』と云って、二十年前に別れたところ、二、三日前に、みすぼらしい風をして、俺の賭場ところへやって来て、昔のことを云い出し、強請りにかかった。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)