“賭博場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
カジノ25.0%
ばくちば25.0%
キャジノ25.0%
キヤジノ8.3%
とばくじょう8.3%
ぼんござ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっとも数字は百以上ある賭博場カジノの中の主な九つだけに就いて判っただけだけれど、それだけでも判ればあとの予想はつく訳よ。
ドーヴィル物語 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
賭博場ばくちばころげ歩き、芸妓屋の情夫にいさんになったり、鳥料理とりやの板前になったり、俥宿の帳附けになったり、かしらの家に厄介になったり、遊女おいらんを女房にしたりしているうちに
アルパカのタキシイドを着てひょっこり賭博場キャジノから出て来たのは、多分昨夜、コン吉から、三十フランばかり巻きあげたあの憎い玉廻しクルウピエであろう。
リオでは、「恋鳩ポムピニヨス・エナモール」の賭博場キヤジノが最大である。折竹は、そこへ兼ねて紹介されていたが、ここで、困ったのがカムポスの処置。
人外魔境:05 水棲人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
博打ばくちはもってのほかだという。しかし毎年の毛付けづけ(馬市)を賭博場とばくじょうに公開して、土地の繁華を計っているのも福島の役人であった。そでの下はもってのほかだという。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「そら、持ってけ、持ってけ。賭博場ぼんござのまじないだ。みを食えばかだ。」
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)