“玉廻し”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
クルウビエ50.0%
クルウピエ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
滑稽とも悲惨ともいいようのない真面目くさったようすでしゃにかまえ、賭博場カジノ玉廻しクルウビエそっくりの声色で「みなさん、張り方をねがいましょうフェート・ウォ・ジュウ・メッシュウ
黒い手帳 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
例の通り細君が玉廻しクルウビエになり亭主がり方へまわった。この日ははじめからだいぶ調子がよくて二十分ほどのあいだにかなりの額を勝ちつづけた。
黒い手帳 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
アルパカのタキシイドを着てひょっこり賭博場キャジノから出て来たのは、多分昨夜、コン吉から、三十フランばかり巻きあげたあの憎い玉廻しクルウピエであろう。