“賭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
41.5%
36.2%
かけ17.9%
1.5%
0.5%
がけ0.5%
0.5%
あそ0.3%
0.3%
かけもの0.3%
0.3%
ステイキ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信じているが、私は臆病者だと自分で認めている、この違いは大きいんだぞ、かね、私はこの違いにけて、討手の役を願い出たんだ
ひとごろし (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
然れどもつひに交合は必然に産児を伴ふ以上、男子には冒険でもなんでもなけれど、女人には常に生死をする冒険たるをまぬかれざるべし。
娼婦美と冒険 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「お聞きの通りだ、親分、——このかけ口惜くやしいが親分の勝さ、四十五六の型へ入れて抜いたような御用人だ。逢いますか、親分」
「あ、あそこへ子供が大きな輪を廻しながらやって来る! さ、御両氏、急いでゼロへおりなさい! できるだけ沢山に!」
かくなれば、彼にも大いにたのむものがあるようだった。由来、保守的な彼が常に秘策と信じているのは、両天けの二面主義だった。あっちがいけなければこっちへつく。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
阿「ウーン紀伊國屋、まア其処そこへ置きな、遣らぬではない、遣るが残念だから一時いちどきに思い切って五十両がけよう」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
いや、かりにおれは見て見ぬふりをしてやるとしても、がわの奴らが承知しないことは火をるよりも明らかな事。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お前の方では夫婦の情を尽す事がえんだ、何う考えてもお前に出られちゃア己の顔が立たねえんだ、聞けば松公はあそんでばかりる……賭んでる……そうだそうだが
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
『ム、幾額いくらく?』
魚紋 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「助かったら何よ、おいらがやしきへ来ねえ、一所に楽をしようぜ、面白く暮そうな。」と、あたかも死をかけものにしたこの難境は、将来のそのたのしみのために造られた階梯かいていであるように考えるらしく
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
けのかけ、「掛巻毛カケマクモ」などのかくである。「かく」「かけ」は、誓占ウケヒの一種で、神の判断に任せる所の問題を、両者の間に横へる——心に念じ、口に出して誓ふ——事である。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
廻転盤とステイキ面には一から三十六までの数が仕切ってある。卓子テーブルステイキ面のほうは一二三・四五六と三つずつ一線に縦に進んでいるが、廻転盤のは一・三三・一六・二四といったぐあいに入り混っている。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)