“0”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゼロ80.0%
フイ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてゼロ年生が幼稚園からお客をするのを見物した。初め、「子供が来たら、どんな順序でやろう? どの唱歌をうたおう?」
「あ、あそこへ子供が大きな輪を廻しながらやって来る! さ、御両氏、急いでゼロへおりなさい! できるだけ沢山に!」
前世のごうのようなんだから致し方はありません、柱一本立直らないで、それだけの身上しんしょうがまるでフイ。気ばかりあせっていなさるうちに旦那が大病、その御遺言でさ、夏に我儘をさせ過ぎた。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)