“ゼロ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ぜろ
語句割合
87.7%
7.0%
5.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の意識はグングンとゼロの方向に近づきつつある。無限の時空の中に無窮の抛物線を描いて落下しつつある。
ビルディング (新字新仮名) / 夢野久作(著)
し俳句に於て思うままに望を遂げたりともそは余の大望の殆ど無窮大なるに比して僅かにゼロを値するのみ。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
と銀之助は高く呼んだ。丑松の組は第二の敗を取つたのである。『ツウゼロ。』と見物の生徒は聞えよがしに繰返した。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
よく「嬰児みどりごごとかれ」などと言いますが、「如かれ」というところに価値ねうちがあります。もし「嬰児たれ」と言ったとしたら、その言葉はゼロです。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
そういうつもりで、自分の場合にっいて、終戦後六カ月間の仕事をふり返ってみると、殆んど九割までの努力はマイナスゼロにする努力であったように思われる。
硝子を破る者 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
そしてゼロ年生が幼稚園からお客をするのを見物した。
網膜もうまくの底には、赤くゼロと書かれた目盛が、いつまでも消えなかった。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)