“れい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:レイ
語句割合
例31.4%
礼30.3%
霊10.6%
禮7.1%
零4.8%
令3.7%
靈3.2%
鈴2.8%
冷1.1%
嶺0.9%
隷0.7%
齢0.7%
灵0.5%
醴0.5%
麗0.5%
齡0.2%
䴡0.2%
励0.2%
厲0.2%
拱揖0.2%
錞0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そんな素直(すなお)な考(かんが)えも心(こころ)のどこかに囁(ささや)かないでもなかったのですが、次(つ)ぎの瞬間(しゅんかん)には例(れい)の負(ま)けぎらいが私(わたくし)の全身(ぜんしん)を包(つつ)んで了(しま)うのでした。
おかみさんは礼(れい)をいい、テーブルかけをひろげて、食事(しょくじ)のしたくをととのえ、逃(に)げるように部屋(へや)をでていった。台所(だいどころ)へもどりながら
若し直(ちよく)にして致(ち)なく、板(はん)にして霊(れい)ならずんば、又是病なり。故に質を存せんと欲する者は先づ須(すべか)らく理径明透して識量宏遠なるべし。
文芸鑑賞講座 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
『お絹(きぬ)さん!』と僕(ぼく)は思(おも)はず手(て)を擧(あ)げた。お絹(きぬ)はにつこり笑(わら)つて、さつと顏(かほ)を赤(あか)めて、禮(れい)をした。人(ひと)と車(くるま)との間(あひだ)は見(み)る/\遠(とほ)ざかつた。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
こっちの零(れい)に合わしてと……これでいい、そこで、二つの数字が合ったところで、爆弾を支えている腕金をはずせばいいんだ。
地底戦車の怪人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
婆あさんが最後に蓋を切つて味を見て、それから杓子を令(れい)の杖のやうに竪(た)てて、「さあ、皆お掛、御馳走が始まるよ」といつた。
其(そ)の暗夜(やみよ)から、風(かぜ)が颯(さつ)と吹通(ふきとほ)す。……初嵐(はつあらし)……可懷(なつかし)い秋(あき)の聲(こゑ)も、いまは遠(とほ)く遙(はるか)に隅田川(すみだがは)を渡(わた)る數萬(すまん)の靈(れい)の叫喚(けうくわん)である。……蝋燭(らふそく)がじり/\とまた滅入(めい)る。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
その他、なお、舎利塔、位牌、如意、持蓮(じれん)、柄香炉(えこうろ)、常花(とこはな)、鈴(れい)、五鈷(ごこ)、三鈷、独鈷(とっこ)、金剛盤(こんごうばん)、輪棒、羯麿(かつま)、馨架(けいか)、雲板(うんばん)、魚板(ぎょばん)、木魚(もくぎょ)など、余は略します。
茶の間では、すッくと起(た)ち上った喬之助が、手早く帯を締め直している。いつの間に抜き放ったのか、冷(れい)々たる九寸五分を口にくわえて。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
分水嶺(れい)の頂(てう)上に降る雨が、實に一糎か二糎の相違から、一方は右に流(なが)れてやがては右の海にそゝぎ、他方は左に流(なが)れて左の海にそゝぐことになるときかされてゐたのも
坂道 (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)
前にも申上げた通りいわゆる琉球王国は慶長十四年以後は日本の一諸侯島津氏が殊更(ことさら)に名に於ては支那に隷(れい)せしめ実に於ては日本に属せしめて私(ひそ)かに支那貿易を
琉球史の趨勢 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
「天満(てんま)のお屋敷で伺いましたので。はい、常木様がおっしゃいました。伝書鳩を古く使ったのはたしか唐(から)の張(ちょう)九齢(れい)が元祖じゃ、一八郎が初めではないと」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
先年凡僧(ぼんそう)こゝに住職し此石を見て死(し)を惧(おそ)れ出奔(しゆつほん)せしに翌(よく)年他国(たこく)にありて病死せしとぞ。おもふに此淵に灵(れい)ありて天然(てんねん)の死(し)を示(しめ)すなるべし。
蓋(けだ)し彼(か)の禾稼(かか)を見るに、春種し夏苗し秋刈り冬蔵す。秋冬に至れば人みなその歳功の成るを悦び、酒を造り醴(れい)を為(つく)り、村野歓声あり。未(いま)だ曾(かつ)て西成に臨みて、歳功の終るを哀しむものを聞かず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
唯(ト)、夫人(ふじん)の居室(ゐま)に當(あた)る、甘(あま)くして艷(つや)つぽく、色(いろ)の濃(こ)い、唐(から)の桐(きり)の花(はな)の咲(さ)いた窓(まど)の下(した)に、一人(ひとり)影(かげ)暖(あたゝ)かく彳(たゝず)んだ、少年(せうねん)の書生(しよせい)の姿(すがた)がある。其(そ)の人(ひと)、形容(けいよう)、都(と)にして麗(れい)なり、と書(か)いてある。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
判斷(はんだん)し成敗(せいはい)を指(さす)に其人の年齡(れい)月日時を聞て卦(け)を立考(かんが)へを施(ほど)こし云ふ事實に神(かみ)の如く世の人の知る處なり扨翌日にも成りければ靱負(ゆきへ)は其身の吉凶(きつきよう)を見ることゆゑ沐浴(もくよく)して身體(しんたい)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
清(きよ)め彼の白水翁(はくすゐおう)の方へ到りて頼みければ白水翁靱負に對ひ年齡(れい)生れし月日等を聞卦(け)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「あら、着物(きもの)なんかいらなくつてよ。——さうね、あたしの今一番欲(ほ)しいのは上等(とう)の乳母車(ぐるま)よ。ほらキルビイさんのお宅(たく)にあるやうな。あたし䴡(れい)子をあんなのに乘(の)せてやりたいわ。」
夢 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
一蹴(いっしゅう)し去るべきことを励(れい)していた程だったし、勝家もきょうここへ来るまでは、家臣と同じ気もちでいたが、評議の席へ臨んでみると
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
深くば則ち厲(れい)し、淡くば則ち掲(けい)すと。子曰く、果なるかな、これ難きことなしと。——憲問篇——
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
彭の舟はやがて網舟を離れたが、再び漁師に獲られる危険のない所へくると蟹を水の中に入れてやった。蟹は大きな鋏を前で合わせて人が拱揖(れい)をするような容(さま)をして沈んでいった。…………
荷花公主 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
そのすがたは常(つね)より長く作りたる挑灯(てうちん)に日参(につさん)などの文字(もじ)をふとくしるしたるを持(もち)、裸(はだか)にて錞(れい)をふりつゝとくはしりておもひ/\にこゝろざす所の神仏へまゐる也。