“礼”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
れい85.2%
らい3.2%
いや2.6%
ゐや2.6%
1.3%
まつ1.3%
ヰヤ0.6%
あや0.6%
そなえ0.6%
ふだ0.6%
ゐやま0.6%
ライ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ありがとう。」と、れいをいって、自分じぶんってきたものをして、二人ふたりは、ならんではなしながら、お菓子かしや、果物くだものべたのでした。
生きぬく力 (新字新仮名) / 小川未明(著)
往時むかしから仏像の創作には、一とうらいとか、精進潔斎とかやかましく言ひ伝へられてゐるが、まんざらさうばかりでもないのはこの楽書がよく証拠立ててゐる。
また来たりておもむろに別れを述べんと言いつつ青年は身を起こして庭に立ち、軽くいやして立ち去らんとす。
わかれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
先づちかき家に行きてあるじを見るに、一二七昔見し人にあらず。かへりて何国いづくの人ぞととがむ。勝四郎一二八ゐやまひていふ。
右銃ハ元より六丸込ミなども、其時ハ五丸のミ込てあれば、実ニ跡一発限りとなり、是大事と前を見るに今の一戦にて敵少ししらみたり。
新発田しばたより(蒲原郡)東北加治かぢといふ所と中条といふ所の間みちかたはら田の中に庚申塚あり、此塚の上に大さ一尺五寸ばかりのまろき石をちんしてこれをまつる。
つぎ/\に もらひ湯に来る隣人 ものいひなれて、ヰヤ深からず
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
七年の毎日歌壇の投稿も最後となりてあやふかく詠む
遺愛集:02 遺愛集 (新字新仮名) / 島秋人(著)
汝素祭をささぐるにはすべてを塩をもてこれに味つくべし。汝の神の契約の塩を汝の素祭に欠くことなかれ。汝そなえ物をなすにはすべて塩をそなうべし。
大根だいこんでも、なすでも、いもでも、なんでもよくできたものには、一とう、二とうふだがついてしょうる。」ということをくと、ふと、おばあさんは、むねおもしたことがあります。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
二〇一宿ひとよ供養くやうして二一罪をあがなひたてまつらんと、二二ゐやまひて奥の方に迎へ、こころよく食をもすすめてもてなしけり。
然ルニ近日、コノ「選択集センジャクシュウ」ヲ披閲ヒエツスルニ、悲嘆甚ダ深シ。名ヲ聞キシ初メハ、聖人ノ妙釈ミョウシャクライサントヨロコビ、巻ヲヒラクノ今ハ恨ム、念仏ゾ真宗ヲドクセシコトヲ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)