“供養”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くよう81.4%
くやう17.1%
きようやう1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四月二十日、故人の命日に当るので、静子は仏参ぶっさんをしたのち、夕刻から親戚や故人と親しかった人々を招いて、仏の供養くようを営んだ。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
終夜よもすがら供養くやうしたてまつらばやと、御墓の前のたひらなる石の上に座をしめて、経文きやうもんしづかにしつつも、かつ歌よみてたてまつる。
なほおこたらず供養きようやうす。露いかばかりそでにふかかりけん。日はりしほどに、山深き夜のさま三二ただならね、石のゆか木の葉のふすまいと寒く、しんほねえて、三三物とはなしにすざまじきここちせらる。