“牀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とこ39.2%
ゆか21.5%
こしかけ11.4%
しょう8.9%
ドコ3.8%
ユカ3.8%
トコ3.8%
ねだい2.5%
しょうぎ2.5%
どこ1.3%
ショウ1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わが牀(とこ)は我を慰め、休息(やすらい)はわが愁(うれ)いを和らげんと、我思いおる時に、汝は夢をもて我を驚かし、異象(まぼろし)をもて我を懼(おそ)れしめたまう。……
⦅五月、斯螽(ししゆう)股を鳴らし。六月、莎鶏(さけい)羽を振ふ。七月、野に在り。八月、宇に在り。九月、戸に在り。十月、蟋蟀わが牀(ゆか)の下に入る⦆
雪 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
そこの牀(こしかけ)や帷(とばり)などは何という名の物であるか解らないが、綺麗にきらきらと光って見えるものであった。
嬌娜 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
春宵の夢魂、まだ醒めやらぬ顔して、董卓は、その巨躯を、鴛鴦(えんおう)の牀(しょう)に横たえていたので、唐突な彼の跫音に、びっくりして身を起した。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
岩牀(ドコ)の上に、再白々と横つて見えるのは、身じろぎもせぬからだである。唯その眞裸な骨の上に、鋭い感覺ばかりが活きてゐるのであつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
牀(ユカ)は低いけれども、かいてあるにはあつた。其替り、天井は無上に高くて、而も萱のそゝけた屋根は、破風の脇から、むき出しに、空の星が見えた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
壁も、牀(トコ)も、梁(ハリ)も、巖であつた。自身のからだすらが、既に、巖になつて居たのだ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
十一娘は牀(ねだい)の上に泣き伏していたが、ちょうど夫を失った人のようであった。
封三娘 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
室(へや)の真中には、体のほっそりした綺麗に着飾った女が牀(しょうぎ)に腰を掛けていた。室の隅ずみには雲母(きらら)の衝立がぎらぎら光っていた。道度は遠くの方からおじぎをした。
黄金の枕 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
岩牀(どこ)の上に、再白々と横つて見えるのは、身じろきもせぬからだである。唯その真裸な骨の上に、鋭い感覚ばかりが活きてゐる。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
牀(ショウ)ヲ遶(メグ)ッテ青梅(セイバイ)ヲ弄(ロウ)ス……
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)