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『黄金の枕』
ふりがな文庫
『
黄金の枕
(
おうごんのまくら
)
』
辛道度は漂泊の旅を続けていた。着物は薄く懐中は無一物で、食物をくれる同情者のない時には水を飲んで餓えを凌ぎ、宿を貸してくれる処がなければ、木の葉を敷いて野宿をした。そうした窮乏の中にあっても、彼は決して気を腐らさなかった。彼の前途には華やか …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
ジャンル
文学 > 中国文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約11分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
牀
(
しょうぎ
)
夜
(
ばん
)
喫
(
く
)
女
(
むすめ
)
何人
(
だれ
)
傍
(
かたわら
)
随
(
つ
)
金帛
(
きんはく
)
数多
(
たくさん
)
造
(
こしら
)
検
(
あらた
)
素性
(
すじょう
)
雲母
(
きらら
)
自個
(
じぶん
)
荊棘
(
いばら
)
車馬
(
しゃば
)
閔王
(
びんおう
)
隔
(
へだ
)
隴西
(
ろうせい
)
交往
(
こうおう
)
秦
(
しん
)
真箇
(
ほんとう
)
注
(
つ
)
榻
(
ねだい
)
曹
(
そう
)
懐中
(
ふところ
)
従
(
つ
)
庁館
(
やしき
)
帷
(
とばり
)
室
(
へや
)
十足
(
とあし
)