“車馬”の読み方と例文
読み方割合
しゃば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで王妃は道度を駙馬都尉ふばといにし、金帛きんはく車馬しゃばを賜うて本国の隴西へ帰らした。
黄金の枕 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
車馬しゃばの通行をめた場所とて、人目の恥に歩行あゆみも成らず、——金方の計らひで、——万松亭ばんしょうていと言ふみぎわなる料理店に、とにかく引籠ひっこもる事にした。紫玉はただ引被ひっかついで打伏うちふした。が、金方きんかたは油断せず。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)