“半蓋馬車”の読み方と例文
読み方割合
ブリーチカ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そら、馬車が来ましたよ、そら、馬車が!」とチチコフは、ようやく自分の半蓋馬車ブリーチカがこちらへやって来るのを見ながら、叫んだ。
そうこうするうちに半蓋馬車ブリーチカはいよいよ寂しい街から街を通り抜けて、やがて市街もこれで終りらしく、木柵だけが長くつづく傍らへと出た。
「僕が別の半蓋馬車ブリーチカを君にやるよ。さあ物置へ一緒に来たまえ、そいつを君に見せるからさ! 塗替さえすりゃあ、素晴らしい馬車になるぜ。」