“幌馬車”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほろばしゃ63.6%
キビートカ18.2%
マアチヤ9.1%
ほろばしや9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
喪布を張った幌馬車ほろばしゃが一つそのあとに続いて、白い法衣を着た一人の牧師と、赤い帽子をかぶった歌唱の一人の子供とが乗ってるのが見えた。
幌馬車キビートカが堰の上へあがると、イワン・フョードロヸッチの眼には、懐かしい茅葺きの古びた家や、いつか彼がこつそり登り登りした林檎や桜桃さくらんばうの樹が見えて来た。
枯野行く幌馬車マアチヤの軋みきこえゐて春浅きかなや砂塵さぢんあがれり
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
屋台は屋台の上に重なり、泥濘のひどい道を、幌馬車ほろばしやの列がつながつてゆく。
田舎の時計他十二篇 (新字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)