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幌馬車
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ほろばしゃ
ふりがな文庫
“
幌馬車
(
ほろばしゃ
)” の例文
喪布を張った
幌馬車
(
ほろばしゃ
)
が一つそのあとに続いて、白い法衣を着た一人の牧師と、赤い帽子をかぶった歌唱の一人の子供とが乗ってるのが見えた。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
ちょうどその時、そこへ一台の
幌馬車
(
ほろばしゃ
)
が通りかかった。幌馬車はそこに立っている馬や人々のために進路を遮られた。敬二郎らは馬を路傍へ寄せた。
恐怖城
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
小さな馬と
幌馬車
(
ほろばしゃ
)
を買って、あの子がぜひとも
黒駒
(
くろ
)
にしてくれと申しますから、
黒駒
(
くろ
)
を買うことにして、一昨日、計画したように、ここを立つんでございます。
カラマゾフの兄弟:01 上
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
生糸検査所、銀行、美術品店、商館——わずか十年前には見られなかった煉瓦造りの町に、砂糖やメリケン粉を積んだ
幌馬車
(
ほろばしゃ
)
の馬が、鳴る
鞭
(
むち
)
の下に、黄色い
埃
(
ほこり
)
をあげて
奔馳
(
ほんち
)
してゆく。
旗岡巡査
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
村のひとたちの話に依れば、くろんぼは、やはり檻につめられたまま、
幌馬車
(
ほろばしゃ
)
に積みこまれ、この村を去ったのである。太夫は、おのが身をまもるため、ピストルをポケットに忍ばせていた。
逆行
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
▼ もっと見る
ブールゴーニュ街やサン・ドミニク街の
幌馬車
(
ほろばしゃ
)
ははでやかに付近をゆききし、黄色や
褐色
(
かっしょく
)
や白や赤の乗合馬車は向こうの四つ
辻
(
つじ
)
にゆききしてはいたけれど
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
ほかでもない、ある
幌馬車
(
ほろばしゃ
)
の御者が、三度も四度もどなりつけたにかかわらず、彼が危く馬の首の下へはいってきそうになったので、
鞭
(
むち
)
でぴしっと背中をどやしつけたのである。
罪と罰
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
その市門の所で
幌馬車
(
ほろばしゃ
)
に乗り、天文台の前の広場まで行った。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
“幌馬車”の解説
幌馬車(ほろばしゃ、covered wagon)、もしくは屋根付き馬車は、プレーリー・ワゴン(prairie wagon)、ホワイトトップ(whitetop)、またはプレーリー・スクーナー(prairie schooner)とも呼ばれ、輸送または運搬に使用される帆布の上部を備えた馬または牛が引く 貨車である。幌馬車はアメリカ西部(あるいは、西部開拓史)の文化的象徴となっている。
(出典:Wikipedia)
幌
漢検準1級
部首:⼱
13画
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
車
常用漢字
小1
部首:⾞
7画
“幌”で始まる語句
幌
幌車
幌泉
幌内
幌向
幌型
幌骨
幌俥
幌蚊帳
幌型自動車