“幌型自動車”の読み方と例文
読み方割合
フェートン100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一台の幌型自動車フェートンが、熱海から山伝いに箱根へ向けて、十国峠へ登る複雑な登山道を疾走はしり続けていた。
白妖 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
間もなく電話のベルが甲高く鳴り響き、壊れかかった遮断機が上って、瀕死の怪我人を乗せた紳士の幌型自動車フェートンは、深夜の有料道路ペイ・ロードを箱根峠めがけてまっしぐらに疾走しはじめた。
白妖 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)