“乗合自動車”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のりあいじどうしゃ45.5%
バス27.3%
オムニバス9.1%
オムニブス9.1%
オートビユス9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汽車きしゃも通らず電車もなし、一日にたった二度乗合自動車のりあいじどうしゃが通るきりの、しずかなしずかなこの町に、だしぬけにこんな行列が来たのですから、大へんです。
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
何かしきりに考えながらも足取だけは小急ぎに国道へ出たが、ちょうど通りかかった乗合自動車バスを見ると、急に手を挙げて飛乗って町へ出た。
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
泰然として進化エヴォリューションを信じ、疑わないような群集をつっきり、日本女はある角で乗合自動車オムニバスを降りた。小さい飲食店に入った。
ロンドン一九二九年 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
その午後乗合自動車オムニブスに乗つて東京の銀座と浅草とを一緒にした様ににぎやかな、ピカデリイの大通りへ出て食事を済まし、ゼエムス公園を抜けてウエスト・ミンスタア寺を
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
乗合自動車オートビユスわだちの地揺れのたびに落ちるマロニエやプラタアヌの落葉。
巴里のキャフェ (新字新仮名) / 岡本かの子(著)