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乗合自動車
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のりあいじどうしゃ
ふりがな文庫
“
乗合自動車
(
のりあいじどうしゃ
)” の例文
汽車
(
きしゃ
)
も通らず電車もなし、一日にたった二度
乗合自動車
(
のりあいじどうしゃ
)
が通るきりの、しずかなしずかなこの町に、だしぬけにこんな行列が来たのですから、大へんです。
曲馬団の「トッテンカン」
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
ある
日
(
ひ
)
の
晩方
(
ばんがた
)
のこと、そこに、
黒
(
くろ
)
い、
短
(
みじか
)
い
洋服
(
ようふく
)
を
着
(
き
)
て、
赤
(
あか
)
いえりを
出
(
だ
)
した、
二人
(
ふたり
)
の
娘
(
むすめ
)
が
立
(
た
)
って、ガラス
窓
(
まど
)
の
内側
(
うちがわ
)
をのぞいていました。
乗合自動車
(
のりあいじどうしゃ
)
の
女車掌
(
おんなしゃしょう
)
でありました。
ガラス窓の河骨
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
五、六年前から、馬車の代りに走るようになった
乗合自動車
(
のりあいじどうしゃ
)
が朝早く通ったのである。
最後の胡弓弾き
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
人をふきとばしそうなサイレンをならしている
自動車
(
じどうしゃ
)
、
往来
(
おうらい
)
いっぱいになってがたがた
走
(
はし
)
ってくる
乗合自動車
(
のりあいじどうしゃ
)
、うるさくベルをならしながらとびまわる
自転車
(
じてんしゃ
)
などで
あたまでっかち
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
旅人
(
たびびと
)
は、
道
(
みち
)
のかたわらにあった、
木
(
き
)
の
切
(
き
)
り
株
(
かぶ
)
の
上
(
うえ
)
に
腰
(
こし
)
をおろして
休
(
やす
)
みました。そのとき、ちょうど
町
(
まち
)
の
方
(
ほう
)
から、
村
(
むら
)
の
方
(
ほう
)
へゆく
乗合自動車
(
のりあいじどうしゃ
)
が、
白
(
しろ
)
いほこりをあげて
前
(
まえ
)
を
通
(
とお
)
ったのです。
般若の面
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
「いまは、
会社
(
かいしゃ
)
への
出
(
で
)
がけだから、どうすることもできない……。」と、
軽
(
かる
)
く、
心
(
こころ
)
のうちでいって、
窓
(
まど
)
から
離
(
はな
)
れると、ちょうどそこへきあわせた、
乗合自動車
(
のりあいじどうしゃ
)
に
乗
(
の
)
っていってしまいました。
ガラス窓の河骨
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
乗
常用漢字
小3
部首:⼃
9画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
自
常用漢字
小2
部首:⾃
6画
動
常用漢字
小3
部首:⼒
11画
車
常用漢字
小1
部首:⾞
7画