“内側”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うちがわ63.0%
うちがは22.2%
なか7.4%
うち3.7%
ないそく3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三間巾の海水堀、高い厚い巌畳がんじょうな土塀、土塀の内側うちがわの茂った喬木、昼間見てさえなかの様子は、見る事が出来ないといわれていた。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
りたてのかべ狹苦せまくるしい小屋こや内側うちがはしめつぽくかつくらくした。かべつち段々だん/\かわくのが待遠まちどほ卯平うへい毎日まいにちゆかうへむしろすわつてたいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
すると土塀の正面の辺に、頑丈な大門がありまして、その横に定式おきまり潜門くぐりがありましたが、その潜門くぐり内側なかから開きまして、一人の男が出て来ました。
犬神娘 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
見ると板戸は閉切たてきってあるものの内側うちから心張しんばりがかかっている様子がまんざら無人とは思われない。
後の大血管とゴム管との接触部の内側ないそくに凝血が起り易く、やはり度々失敗を重ねましたが、活栓を速く動かすことにすれば、凝固は起らぬことを経験して、人工肺臓の工夫が成ると共に
人工心臓 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)