“うちがわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
内側100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「コシュパイユ、お前には左の腕のひじ内側うちがわに、火薬で焼いた青い文字の日付がある。それは皇帝のカーヌ上陸の日で、一八一五年三月一日というのだ。そでをまくってみろ。」
格子をれて古代の色硝子いろガラスかすかなる日影がさし込んできらきらと反射する。やがて煙のごとき幕がいて空想の舞台がありありと見える。窓の内側うちがわは厚き戸帳とばりが垂れて昼もほの暗い。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
まど内側うちがわから見悪みにく鉄格子てつごうしめられ、ゆかしろちゃけて、そそくれっている。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)