“桜桃”のいろいろな読み方と例文
旧字:櫻桃
読み方割合
さくらんぼ46.2%
おうとう23.1%
さくらんばう23.1%
さくらんぼう7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六月になると学校の裏山には桜桃がなった。少年達は昼の休みにそれを取りに行って、みんな紫色の脣をして帰って来た。
プウルの傍で (新字新仮名) / 中島敦(著)
雪の羅衣に、霞の風帯、髪には珊瑚簪花いと愛くるしく、桜桃に似る。いや蘭の葉そのものの如きかな手ぶり足ぶり。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
幌馬車が堰の上へあがると、イワン・フョードロヸッチの眼には、懐かしい茅葺きの古びた家や、いつか彼がこつそり登り登りした林檎や桜桃の樹が見えて来た。
まだ少年で、二十歳にも満たず、きれいな顔、桜桃にも似た、みごとなまっ黒い頭髪、目に宿ってる春のような輝き、しかもあらゆる悪徳にしみ、あらゆる罪悪を望んでいた。