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桜桃
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さくらんぼ
ふりがな文庫
“
桜桃
(
さくらんぼ
)” の例文
旧字:
櫻桃
六月になると学校の裏山には
桜桃
(
さくらんぼ
)
がなった。少年達は昼の休みにそれを取りに行って、みんな紫色の脣をして帰って来た。
プウルの傍で
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
桃、梨、林檎、柿、杏、李、それに
桜桃
(
さくらんぼ
)
などもその一つです、さうして色々の種類のこんな果物の木が、この善光寺平には一つ残らず植わつてゐるのです。
果物の木の在所
(新字旧仮名)
/
津村信夫
(著)
小苑が紅熟した
桜桃
(
さくらんぼ
)
をつまんで食べる時には、
桜桃
(
さくらんぼ
)
と唇との見わけがつかなかったというほどだから、どんなに美しい女だったかはほぼ想像することが出来る。
艸木虫魚
(新字新仮名)
/
薄田泣菫
(著)
四日目の朝、祖父の顔色が、苺色から
桜桃
(
さくらんぼ
)
色にまで薄れ、子供のようなやすらかな寝息をたてはじめた。
我が家の楽園
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「劉夫人」僕は、顔をはじめて曲げて彼女の
桜桃
(
さくらんぼ
)
のように上気した、まんまるな顔を
一瞥
(
いちべつ
)
した。
人造人間殺害事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
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その一例をとれば、山形県地方の名産
桜桃
(
さくらんぼ
)
の樹枝が、ある種の雪のために全滅することがある。
雪
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
可愛
(
かわ
)
いい
桜桃
(
さくらんぼ
)
のように弾力のある下唇をもっていて、すこし近視らしいが
円
(
つぶ
)
らな眼には湿ったように
光沢
(
こうたく
)
のある長い
睫毛
(
まつげ
)
が、美しい双曲線をなして、並んでいた——というと、なんだか
恐しき通夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“桜桃”の意味
《名詞》
バラ科サクラ属の落葉高木。果実はさくらんぼ。
ユスラウメの別称。
(出典:Wiktionary)
“桜桃(サクランボ)”の解説
サクランボ(桜ん坊)または桜桃(おうとう)は、バラ科サクラ属サクラ亜属の果樹であるミザクラ(実桜)類の果実。食用され、旬は初夏の6 - 7月ごろ。サクラの果実の中でも、セイヨウミザクラ(西洋実桜)を通称サクランボとよんでいる。
(出典:Wikipedia)
桜
常用漢字
小5
部首:⽊
10画
桃
常用漢字
中学
部首:⽊
10画
“桜”で始まる語句
桜
桜花
桜草
桜田門
桜井
桜痴
桜実
桜田
桜山
桜川