“一瞥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちべつ96.1%
ひとめ3.4%
いつべつ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じろりと鋭い一瞥いちべつをくれたかと見えるや、果然、知恵の袋の口があいたとみえて、さえまさった声がたちまちずばりと放たれました。
お駒ちゃんは一瞥ひとめでその二人の女をみて取った。それは磯屋のお針頭のおしんと、もう一人の若いほうは、小間使いのお美代であった。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
滞留期が短くて、すべて表面ばかりを一瞥いつべつして来たに過ぎない予等ですらうであるから、久しく欧洲の内景ないけいしたしんだ人人は幾倍かこの感が深いことであらう。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)