“ひとめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一目47.8%
人目26.1%
一眼9.8%
人眼4.3%
一瞥3.8%
一眸2.2%
他人目2.2%
一望1.6%
他目1.1%
他人眼0.5%
他眼0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それらの人々も、通路にもがいている、異様な怪物を一目みると、やっぱり、まっさおになって、そこに立ちすくんでしまいました。
鉄塔の怪人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
おのづから智慧はつて、に、隱形陰體魔法使つて、人目にかくれびつゝ、何處へかつてくかともはれた。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
仁右衛門は場主の一眼でどやし付けられて這入る事も得せずにみしていると、場主の眼がまた床の間からこっちに帰って来そうになった。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
あの沢山の人眼の中を練りながら、その腹の中の人間を殺せようとは誰も考えつかない。行燈下の手暗がり。そこを狙ってやったことなんです。
「…………」呆気に取られた私が、急いで扉を排した時に、一瞥でなぜ太子がああも急いでいられたかが飲み込めた気持がした。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
が、蔵前の煙突も、十二階も、睫毛一眸の北の、目の下、一雪崩になって、崕下の、ごみごみした屋根を隔てて、日南の煎餅屋の小さな店が、油障子も覗かれる。
売色鴨南蛮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
気持が幾分か落着いて来ると、私は毎晩毎晩、夜更けになってから他人目んで、生前の娘にそっくり似ている等身大の人形をつくりにかかった。
京洛中は、ここから一望だった。膝を抱いている身のそばには、土筆があたまをそろえていた。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夜叉羅刹猶予わず、両個一斉に膝を立てて、深川夫人の真白き手首に、黒く鋭き爪を加えて左右より禁扼三重ねたる御襟二個して押開き、他目らば消えぬべき、雪なす胸のの下まで
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それがまた、他人眼の哀れと苦笑を誘って、噂に噂をしていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このままにお手紙を書いておりましたならば眼がんで、たおれるかも知れないと思うほど息苦しくなりましたので、すぐに宿の払いを済ましまして、他眼をさけて
押絵の奇蹟 (新字新仮名) / 夢野久作(著)