“いちべつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一瞥98.0%
一別1.5%
一眄0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は縄梯子なわばしごに取りすがって、舷檣の頂きに登ろうとつとめた。それはあたかも去りゆくものの最後の一瞥いちべつを得んと望むかのように——。
一別いちべつ以来、さて余りにもお久しい。やがて四十年ぶり、初めてのあなたに、……ただ心ばかり、手づくりの手遊品おもちゃを、七つ八つごろのお友だち、子供にかえった心持で持参しました。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「困るんですよ」と帆村はパントポンの壜に一眄いちべつを送りながら云った。
ゴールデン・バット事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)