“縄梯子”のいろいろな読み方と例文
旧字:繩梯子
読み方割合
なわばしご84.6%
なわばしこ7.7%
ジャコップ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は縄梯子なわばしごに取りすがって、舷檣の頂きに登ろうとつとめた。それはあたかも去りゆくものの最後の一瞥いちべつを得んと望むかのように——。
事務長は、そういって、ノルマン船長に、型ばかりの挙手の礼をおくると、自分はいそいで、舷側に吊った縄梯子なわばしこの方へ歩いていって、足をかけた。
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
呶声どせい背後うしろに聞いたと思った。通行人を二人程投げ飛ばしたようだった。そして縄梯子ジャコップに足を掛けようとしている外国船員のところへ一散に彼は駈付けた。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)