“梯子酒”の読み方と例文
読み方割合
はしござけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「だから酒をつきあったのさ」と木内は云った、「あんたはいつかのように梯子酒はしござけで、おれは泥棒になりてえって、大きな声で云い続けていたよ」
へちまの木 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
そのときも彼はその負傷が、昨夜の梯子酒はしござけ行脚あんぎゃのときにどこかで受けたものであろうとばかり考えていた。
地球発狂事件 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
それから十年っていたある年の大晦日おおみそかの晩で、長い学校生活を終わった伊東の数人の仲間が京橋きょうばしのビヤホールで何軒目かの梯子酒はしござけをやっているときだった。
暴風雨に終わった一日 (新字新仮名) / 松本泰(著)