“梯子壇”の読み方と例文
読み方割合
はしごだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
両方壁の突当つきあたりは、梯子壇はしごだんの上口、新しい欄干てすりが見えて、ほのかあかりがついている。此方こなたに水に光を帯びた冷い影の映るのは一面の姿見で、向い合って、流しがある。手桶ておけを、ぼた——ぼた——しずくの音。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)