“行脚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あんぎゃ77.5%
あんぎや16.9%
いざ2.8%
ゐざ2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
行脚あんぎゃというものが生易しいものでないことを雄弁に物語っていた。私の坐禅が三日坊主に終ったことは、これは云うまでもない。
西隣塾記 (新字新仮名) / 小山清(著)
道翹だうげうこたへた。「豐干ぶかんおつしやいますか。それは先頃さきころまで、本堂ほんだう背後うしろ僧院そうゐんにをられましたが、行脚あんぎやられたきりかへられませぬ。」
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
静かに行脚いざり寄って来た女、井上半十郎に寄りそうように、銚子を取り上げました。
江戸の火術 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
平次は行脚ゐざり寄つて香を捻ると、家族の人達へ一應の挨拶をして、問題の死骸の側に膝を寄せました。