“あんぎゃ”の漢字の書き方と例文
語句割合
行脚100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七十の声を聞いたならばその時こそは全国行脚あんぎゃをこころざし、一本の錫杖しゃくじょうを力に、風雲に身を任せ、古聖も何人なんぴとぞと発憤して
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
行脚あんぎゃの身の上で、しかし葬式でもあった時には困ろうから、後住ごじゅうきまるまで暫くいて上げようと云うんで、其の寺に居りました
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
総体に北国を行脚あんぎゃする人々は、冬のまだ深くならぬうちに、何とかして身をれるだけの隠れがを見つけて、そこに平穏に一季を送ろうとした。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)