“手遊品”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てあそび40.0%
おもちゃ20.0%
おもちや20.0%
もちやすび20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
んち、何んにも怖いことあれへん。わたしがよう遊ばしたげるがな。……何んぞ手遊品てあそび持つて來たらよかつたなア。」
石川五右衛門の生立 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
起臥おきふしの、徒然つれづれに、水引みずひきの結び方、熨斗のしの折り方、押絵など、中にも唯今の菊細工——人形のつくり方を、見真似みまねに覚えもし、教えもされましたのが、……かく持参のこの手遊品おもちゃで。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
食物や手遊品おもちやの店を見て𢌞はつたりした光景を、小池は頭の中で繪のやうにひろげながら、空想は何時いつしか十五年前の現實に飛んで、愛宕あたごさんの祭のことを追懷つゐくわいしてゐた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
「今日東村へ宿替へしよつた畫工ゑかきが、手遊品もちやすびの喇叭吹いてよりますのや。」
兵隊の宿 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)