“手品師”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てじなし77.8%
づまや11.1%
てづまし11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主人も——綺麗に髪を分けた主人は小手調こてしらべをすませた手品師てじなしのように、妙な蒼白いほおのあたりへ満足の微笑を漂わせている。
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
昨日の手品師づまやといい、いままたこの人といい、横浜ってところはすぐ座長の現れてくるところだな。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
あらゆるいけないわるいことも、側からどんどんいことに変えられていくのだろう、まるで手品師てづましが真っ白なまま函へ入れた糝粉しんこ細工のふたとればたちまち紅美しき桃の花一輪とは変っているように。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)