“凶”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
わる51.0%
きょう16.3%
きよう10.2%
あし6.1%
きやう4.1%
まが4.1%
2.0%
けふ2.0%
よこしま2.0%
キョウ2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わるいことは単独には来ない——邦夷の心にいたかすかな宿命観は、今回の換え地出願も泡のように消えそうな気がした。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
すべてのものの結末は寂しい! たとへそれが善い事であれ、わるい事であれ、最後には必ず溜息が伴はれるではないか?
嘘をつく日 (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
しかし、上使から高時の台命をきいてみると、やはりきょうは凶であったが、自分の上に降りかかって来た凶ではなかった。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
えかえる満身の血が、眸からも、耳の穴からも、流れ出るかと思った。きっと、上野介の背へ向けた内匠頭の眉に、深く、針のような線がきょうを描いた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おみくじだよ、げん大師だいしの有難い御神籤さ。六十三番のきよう
「奧樣が築土つくど八幡樣へお詣りに行つただけです——え、昨日でしたか、御神籤おみくじを引いたらきようが出たとかで、ひどくしをれてゐらつしやいましたした」
御領主にも関係しているらしい一大事なんて、かれあしかれそうした事件に掛り合っては、まかり間違えば実際首が飛ぶ。
備前天一坊 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
ぐるりと三人、がなえに夫人を巻いた、金の目と、銀の目と、紅糸べにいとの目の六つを、あしき星のごとくキラキラといさごの上に輝かしたが、
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
文墨ぶんぼく雅人がじんも多しときゝしが、旅中りよちゆうとしきやうするにあひ皈家きかいそぎしゆゑ剌を入れざりしは今に遺憾ゐかんとす。
で、たとへば「おもはぬ大利たいりあり」とか「物事ものごと蹉跌さてつあり、西方せいはうきやう」などといふ、かんがへれば馬鹿ばからしい暗示あんじ卓子テーブルかこ氣持きもちへんうごかすことわれながらをかしいくらゐだ。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
ただ聞く、まが沼水ぬまみづけかたぶき、
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
まがの時なり、奧の浦、
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
「だって、かれしかれ事件ことさえ起れば、あなたの懐中ふところへお宝は流れ込むんで」
悪因縁の怨 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
なんとせうぞのけふる。
桜さく島:春のかはたれ (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
——しかもよこしまただしきに敗け、最後の勝利は公子に帰して、月桂樹は幼い天才に渡ります。
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
(突然)その罌粟畑! 高殿よりして公子が弾いた、あの純潔の恋の楽、それがお前をさましたね! (突然)俺の計画もくろみは崩された! (憤然と)暗と血薔薇の一曲が、死に行く人魚の恋歌に、歌い消され弾き消され、よこしまだったわが弦が、お前を誘う音を出すには、その夜に限って弱かった。
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
コウイテコレキョウニアラズ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)