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杯洗
ふりがな文庫
“杯洗”の読み方と例文
読み方
割合
はいせん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はいせん
(逆引き)
それは久米の発見によれば、
麦酒
(
ビイル
)
罎の向うに置いてある
杯洗
(
はいせん
)
や何かの反射だつた。しかし僕は
何
(
なん
)
となしに
凶
(
きよう
)
を感ぜずにはゐられなかつた。
凶
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
撫子、
銚子
(
ちょうし
)
、
杯洗
(
はいせん
)
を盆にして出で、床なる白菊を
偶
(
ふ
)
と見て、
空瓶
(
あきびん
)
の常夏に、膝をつき、ときの間にしぼみしを
悲
(
かなし
)
む
状
(
さま
)
にて、ソと息を掛く。
錦染滝白糸:――其一幕――
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
頭から爪先まで少しも厭味のないその女は、痩せた淋しい顔をして、なにかとこまこました話をしながら、鍋に
脂肪
(
あぶら
)
を
布
(
し
)
いたり、
杯洗
(
はいせん
)
でコップを手際よく
滌
(
すす
)
いだりした。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
杯洗(はいせん)の例文をもっと
(13作品)
見る
“杯洗”の意味
《名詞》
酒席で杯をやり取りする際に杯を洗うための容器。
(出典:Wiktionary)
杯
常用漢字
中学
部首:⽊
8画
洗
常用漢字
小6
部首:⽔
9画
“杯”で始まる語句
杯
杯盤
杯盤狼藉
杯事
杯口
杯形
杯中
杯泉
杯流
杯状
“杯洗”のふりがなが多い著者
泉鏡花
徳田秋声
吉川英治
与謝野晶子
森鴎外
芥川竜之介