“麦酒”のいろいろな読み方と例文
旧字:麥酒
読み方(ふりがな)割合
ビール72.3%
ビイル15.2%
びーる4.5%
びいる2.7%
ばくしゅ0.9%
むぎさけ0.9%
むぎざけ0.9%
ビエエル0.9%
ビヤー0.9%
ブラーガ0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“麦酒”を含む作品のジャンル比率
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語7.9%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸6.5%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行3.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
昨夕ゆふべ飲んだ麦酒ビールこれくらべるとおろかなものだと、代助はあたまたゝきながら考へた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
赤葡萄酒や麦酒ビールは残っていたが——我々が極端な節酒家であることの証拠である——ビスケットは完全になくなって了った。
更に麦酒ビイルまんを引きし蒲田は「血は大刀にしたたりてぬぐふにいとまあらざる」意気をげて、
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
麦酒ビイルたゞにがい物だと思つて居た自分にもこの王立醸造場ホウフブロイ麦酒ビイルは好い味の物に感ぜられた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
ついした愚痴から、お胸を痛め、御疲れの上の、御鬱陶を、麦酒びーるにでも致しましようかと。
移民学園 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
而して私も一二盃の麦酒びーるに乗じて、いつの間にかその仲間入りをしてゐた。
良友悪友 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)
と、言って、大島さんはなみなみとついだ自分の麦酒びいるを一呼吸いきに飲む。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
みんなが一つずつ手でつまんで麦酒びいるの中に入れる。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
で朝九時頃から出掛けて、午後四時頃あるいは六時頃までもそこで酒を飲み戯れ遊ぶのですが、その酒はネーチャン(麦酒ばくしゅ)、ベーチャン(米の酒)を用い米酒はごく少ない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
雷門に接近した並木には、門に向って左側に「山屋」という有名な酒屋があった(麦酒むぎさけ保命酒ほめいしゅのような諸国の銘酒なども売っていた)。
「西洋酒といっても、そう上等な酒ではありません、といって下等というわけでもないです、上下おしなべて飲みます、ビールというやつで、麦の酒です、麦酒むぎざけです」
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
酒は麦酒ビエエルの外に「シヤルト・リユウズ」、「コアント・ロオ」、「チユリツプ・セリ」の三種。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
麦酒ビエエルを飲んで居ると約束の午後四時にそのお嬢さんが遣つて来た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
原稿料を手に入れた時だけ、急に下宿の飯を不味まずがって、晩飯には近所の西洋料理店レストーラントへ行き、髭の先に麦酒ビヤーの泡を着けて、万丈の気燄きえんを吐いていたのだから
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
見ろやい、豪気な若い衆ぢやねえか? あんなのあ、まつたく珍らしいや、火酒シウーハ麦酒ブラーガのやうにがぶがぶやりをるぜ!