“傍眼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わきめ55.6%
はため33.3%
よそめ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「山田長政」や「虎」の絵にはその「掴んだ」と云ふ感じが顕著に出てゐる。そして彼はその狭い道の上で傍眼わきめもふらずにめき/\と進みつゝある。
傍眼はためで見ても清々すがすがしい程、仲よく、打ち興じて、語り合っている様子に、ほッと胸をなでおろしていた。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その保胤の時から慈悲牛馬に及んだ寂心が、自己の証得愈々いよいよ深きに至って、何で世人の衆苦充満せる此界しかいあえぎ悩んでいるのを傍眼よそめにのみ見過し得ようや。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)