“此界”の読み方と例文
読み方割合
しかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その保胤の時から慈悲牛馬に及んだ寂心が、自己の証得愈々いよいよ深きに至って、何で世人の衆苦充満せる此界しかいあえぎ悩んでいるのを傍眼よそめにのみ見過し得ようや。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)