“びーる”の漢字の書き方と例文
語句割合
麦酒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等はナイフやフォークの音の騒々しい中でも、軽快極まる警句の応酬や、辛辣しんらつな皮肉の連発を休めなかつた。而して私も一二盃の麦酒びーるに乗じて、いつの間にかその仲間入りをしてゐた。
良友悪友 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)
パン種にも色々の製法があってよく麦酒びーるを混ぜる人もあります。白米とこうじで拵える法もあります。そんな事は先ず黒人くろうとの仕事で素人しろうとに不便ですから一番軽便な法を申上げましょう。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
西洋酢なんぞは殊にはなはだしいもので葡萄酒ぶどうしゅの腐ったのや麦酒びーるの腐ったものを大きな樽へ溜めておいてそれを酢に製して西洋酢の壜へ詰め換えてあります。丸で西洋酢の美味おいしい味はありません。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)