“吉凶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きっきょう66.7%
よしあし13.3%
きつきよう6.7%
きっきょ6.7%
きつきやう6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「御縁談ですか。それとも大体にお身の上の吉凶きっきょうを見ましょうか。」とわざとらしく笑顔をつくる。君江は伏目ふしめになって
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
運気、縁談、待人、家相、病人、旅立の吉凶よしあし、花魁の本心までタッタ一円でピッタリと当る。田舎一流拳骨げんこつの辻占だ。
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
最早もはや夕陽せきやうに及びしゆゑ明日參るべしとて目録もくろくなど用意よういに及びけり抑々そも/\白水翁はくすゐおういふよく人の禍福くわふく吉凶きつきよう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
これは太鼓塚……これは夜啼石よなきいしとて里見在城の折に夜な/\泣いて吉凶きっきょを告げたという夜啼石だ、これは要害の空濠からほりで、裏手の処は桜ヶ陣と申して、里見在城の折には搦手からめてったという
かつまたこれまでのこよみにはつまらぬ吉凶きつきやうしる黒日くろび白日しろびのとてわけもわからぬ日柄ひがらさだめたれば、世間せけんこよみひろひろまるほど、まよひたねおほし、あるひ婚禮こんれい日限にちげんのばし、あるひ轉宅てんたくときちゞ
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)