“暦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こよみ81.3%
れき9.4%
ごよみ4.7%
コヨミ4.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし、秀吉の座右にこよみをそなえて、その月々に、彼がここ一年に仕遂げて来た事業項目を表にしてみたら、顧みて、秀吉自身すらも
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その頃のれき学者として聞えた伊能忠敬の娘が病気した時、ばれて毎日のやうに病室に入つて往つた。
ここで断わっておかねばならないが、以下の時局は、日時を少しさかのぼって、もいちど、元弘三年の“五月ごよみ”をくりかえさねばならなくなる。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
コヨミの事を言はれて、刀自はぎよつとした。ほんに、今日こそ、氷室ヒムロ朔日ツイタチぢや。さう思ふ下から齒の根のあはぬやうな惡感を覺えた。大昔から、暦はヒジリの與る道と考へて來た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)