“嘉暦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かれき60.0%
かりゃく40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天皇の第三皇子で、嘉暦かれき二年以来、叡山えいざんに入っておられるさきノ天台の座主ざす尊雲法親王そんうんほっしんのう大塔だいとうみや)と、日野俊基であることをも明記していた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すでに、嘉暦かれき(六年前)のころ。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
はじめからいうと三十九年目に当るのである。為相はその後正二位権中納言に昇り、嘉暦かりゃく三年六十六で薨じた。家集は『藤谷和歌集ふじがやつわかしゅう』という。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
このナギヌルの訓は従来からそうであるが、嘉暦かりゃく本にはイマゾユキヌルと訓んでいる。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)