“嘉賞”の読み方と例文
読み方割合
かしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その内祝いというのは、去年以来の秀吉の内治戦功を嘉賞かしょうあらせられて、朝廷より彼にたいして、このたび従四位下、参議に補せらる、という叙旨じょしを賜ったによるのであった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
帝これを嘉賞かしょうし、故翰林かんりん学士、ほうれんの遺子黛女たいじょを賜う。黛は即ちふんの姉にして互いに双生児ふたごたり。相並んで貴妃きひの侍女となる。時人じじんこれを呼んで花清宮裡かせいきゅうり双蛺そうきょうと称す。時に天宝十四年三月。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
今日にも、藩邸へ出仕いたしたならば、君侯よりも、ご嘉賞かしょうのおことばが下がろう。追ッつけ、其方そちにも、お役付き仰せつけられるに相違ない。——土肥家の大祝事だいしゅうじじゃ、よう、いたした
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)