“翰林”の読み方と例文
読み方割合
かんりん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これこそ柿油党すーゆーたん(自由と同音、柿渋かきしぶは防水のため雨傘に引く、前の黄傘格に対す)の徽章きしょう翰林かんりんを抑えつけたんだと思っていた。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
そこで孫は郷試に選ばれ、翌年は進士に挙げられて翰林かんりんを授けられた。天子は孫の不思議を聞いて召してお尋ねになった。孫は謹んで申しあげた。
阿宝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
帝、食を賜い、あつものを調し、詔あり翰林かんりん供奉ぐぶせしむ。——これがその時の光景であった。非常に優待されたことが、寸言の中に窺われるではないか。
岷山の隠士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)